瓢箪で鯰を押さえる
読み方
ひょうたん で なまず を おさえる意味
つるつるした瓢箪で、ぬるぬるした鯰を押さえようとしても、うまく押さえられないことから、相手や物事がとらえどころなく、要領を得ないこと。転じて、実現しにくいことを無理にしようとする、はっきりした成果が得られない試みをいう。由来
室町時代初期の禅画「瓢鮎図(ひょうねんず)」に由来するとされる。将軍足利義持が「瓢箪で鯰をいかに押さえるか」という禅問答を出し、画僧・如拙が応永年間(15世紀初め、1413年ごろとされる)に描いた国宝の絵が有名。備考
「瓢箪鯰」ともいう。日常会話ではやや古風・文語的で、評論や説明文で「要領を得ない」「捕らえにくい」という意味で使われることが多い。例文
- 彼の説明は長かったが、結局は瓢箪で鯰を押さえるようで、何が言いたいのか分からなかった。
- 責任の所在を聞いても、担当者は話をそらすばかりで、瓢箪で鯰を押さえるようなやり取りになった。
- あの会社の本当の経営状態を外から知ろうとしても、瓢箪で鯰を押さえるようなものだ。
- 抽象的な理念だけで若者の気持ちを説明しようとするのは、瓢箪で鯰を押さえるに等しい。
- 相手が曖昧な返事しかしないので、交渉は瓢箪で鯰を押さえるように進まなかった。
類義語
- 瓢箪鯰
- 雲をつかむよう
- 捕らえどころがない
- 要領を得ない
- のらりくらり
対義語
- 的を射る
- 要領を得る
- 一網打尽
- 手に取るように分かる