瑠璃も玻璃も照らせば光る
読み方
るりも はりも てらせば ひかる意味
瑠璃も玻璃も、光を当てればそれぞれ美しく輝くことから、人や物は適した場や機会を得れば本来のよさ・才能・価値を現すというたとえ。また、比べる相手どうしがどちらもすぐれていて、優劣をつけがたい意でも用いられる。由来
瑠璃(るり)と玻璃(はり)は、いずれも古く仏教で尊ばれた宝物名で、七宝にも数えられる。正確な初出は不詳だが、こうした仏教語を背景に生まれたことわざで、遅くとも中世(鎌倉〜室町時代、13〜16世紀)には成立していたとみられる。宝石は照らせば本来の輝きを示すという発想から、人や物の真価にたとえた。備考
やや古風な言い回し。教育・人材評価・芸事などで、素質や長所は機会次第で現れるという意味で使うことが多い。『磨けば光る』と混同されやすいが別表現。例文
- 彼は普段は目立たないが、瑠璃も玻璃も照らせば光るというように、大事な場面では確かな実力を見せる。
- 子どもたちは一人一人得意なことが違う。瑠璃も玻璃も照らせば光るのだから、同じ尺度だけで比べるべきではない。
- 地方の小さな工房にも名職人はいる。まさに瑠璃も玻璃も照らせば光るで、作品を見れば腕のよさがわかる。
- 新人をすぐに評価しきるのは早い。瑠璃も玻璃も照らせば光るというから、まずは挑戦の機会を与えよう。
- あの姉妹は性格こそ違うが、瑠璃も玻璃も照らせば光るで、どちらも店の看板として頼りにされている。
類義語
- 適材適所
- 玉磨かざれば光なし
- 能ある鷹は爪を隠す
対義語
- 宝の持ち腐れ
- 猫に小判