猫を被る
読み方
ねこをかぶる
意味
本心や素の性格を隠し、おとなしく従順そうに見せたり、無害で善良な人のふりをしたりすること。周囲に好印象を与えるために、意図的に態度や言動を控えめに装う場合に用いる。
由来
「被る」は覆って隠す意。猫はおとなしく愛らしい印象を持たれやすいことから、その“猫”をかぶって別の本性を隠す、という比喩として成立したとされる。成立時期は明確ではないが、近世以降に一般化したといわれる(正確な年代は不詳)。
備考
やや否定的・皮肉を込めて使うことが多い。人に対して直接言うと角が立つため注意。「猫かぶり」と名詞化も一般的。
例文
- 面接のときだけ猫を被って、入社した途端に態度が変わった。
- 彼女は初対面では猫を被るけど、仲良くなるとよくしゃべる。
- あの人、猫を被っているだけで本当はかなり計算高いらしい。
- 会議では猫を被って賛成していたのに、裏では反対意見を広めていた。
- 猫を被ってばかりいると、いざ本音を言うタイミングを失うよ。
類義語
- 羊の皮をかぶった狼
- 狸寝入り
- 上辺だけ
- 猫かぶり
対義語
- 腹を割る
- 本音をさらけ出す
- 正直者