猫も杓子も
読み方
ねこ も しゃくし も意味
身分・年齢・性別・能力などの違いにかかわらず、誰も彼もが同じことをするさま。多くは「流行に飛びつく」「大勢が一斉に同じ行動をする」という、やや批判的・皮肉なニュアンスで使われる。由来
語源は未詳。江戸時代(17〜19世紀)には用例が見られ、庶民の口語表現として広まったとされる。家の中の猫や杓子まで含めるほど「何もかも」の意という説、「女子も弱子も」「禰子も釈子も」から転じたという説などがあるが、定説はない。備考
くだけた表現で、流行への同調を皮肉る場面に多い。人を一括りにする響きがあるため、目上や公的文書では避けるのが無難。例文
- 新しいスマートフォンが出ると、猫も杓子もそれを買いに走る。
- 週末の観光地は、猫も杓子もカメラを構えて写真を撮っていた。
- 最近は猫も杓子も投資の話をしているが、リスクを理解している人は少ない。
- あの歌が流行してから、猫も杓子も口ずさむようになった。
- 猫も杓子も同じ服を着ていると、かえって個性がなく見える。
類義語
- 誰も彼も
- 老若男女
- 皆が皆
- 右も左も
- こぞって
- 挙って
対義語
- 選ばれた少数
- 一部の者だけ
- 少数精鋭