無常の風は時を選ばず
読み方
むじょう の かぜ は とき を えらばず意味
人の死や不幸は、年齢・時期・都合に関係なく突然訪れるという意味。人生ははかなく、いつ何が起こるか分からないので、今を大切にせよという戒めとしても使われる。由来
仏教の無常観に由来する表現。「無常の風」は命を散らす死の力を風にたとえた語で、中世の仏教説話や法語で広まったとされる。正確な初出年は不明だが、平安末期から鎌倉時代以降の仏教文学に根差す。備考
仏教的・文語的で、日常会話より弔辞、随筆、説教など改まった場面で使われやすい表現。例文
- 祖父の急逝を聞き、無常の風は時を選ばずという言葉を思い出した。
- まだ若いから大丈夫とは言えない。無常の風は時を選ばずだ。
- 災害のニュースを見るたびに、無常の風は時を選ばずと感じる。
- 無常の風は時を選ばずというから、会えるうちに親に会っておきたい。
- 突然の別れに、誰もが無常の風は時を選ばずの思いを深くした。
類義語
- 明日ありと思う心の仇桜
- 人の命は朝露のごとし
- 一寸先は闇
- 諸行無常
- 命は風前の灯
対義語
- 人生七十古来稀なり