炒り豆に花が咲く
読み方
いりまめ に はな が さく意味
いったん炒った豆は芽を出さず、花が咲くこともないことから、実現するはずのないこと、とうてい起こりそうもないことのたとえ。可能性がほとんどない願望や期待を皮肉っていう場合にも使う。由来
豆を炒ると熱で発芽する力を失い、土にまいても芽も花も出ないという生活上の観察に基づくたとえ。正確な初出年は不明だが、近世、少なくとも江戸時代ごろには俚諺として用いられていたと考えられる。「煎り豆に花」ともいう。備考
表記は「煎り豆に花が咲く」が一般的で、「炒り豆」は同訓の表記。日常会話ではやや古風で、文章語・比喩的表現として使われやすい。例文
- あの人が自分から謝るなんて、炒り豆に花が咲くようなものだ。
- 何の準備もせずに試験で満点を取ろうなんて、炒り豆に花が咲く話だよ。
- 倒産寸前の会社が一夜で立ち直るという計画は、炒り豆に花が咲くほど現実味がない。
- 彼が時間どおりに来ると期待するのは、炒り豆に花が咲くと思ったほうがいい。
- 失った信頼を何もしないで取り戻せるなど、炒り豆に花が咲くような考えだ。
類義語
- 煎り豆に花
- 石に花咲く
- 木に縁りて魚を求む
- 不可能を望む
- あり得ないこと
対義語
- 有り得ること
- 当然の成り行き
- 瓢箪から駒