泣きっ面に蜂
読み方
なきっつらにはち
意味
泣いている顔を蜂に刺されるように、ただでさえ不幸・苦痛な状況の上に、さらに悪いことが重なって起こるたとえ。弱っているときほど災難が続く、というニュアンスで用いる。
由来
語源は、泣き顔(泣きっ面)に蜂が飛んできて刺すという、痛みと不運が重なる情景からの比喩。成立した正確な年代・初出は不明だが、江戸時代以降の口語的なことわざとして広く定着したとされる。
備考
不運が重なる状況を嘆く言い方。自分や身近な人の不幸に使うのが一般的で、他人を揶揄する文脈では配慮が必要。口語では「泣きっ面に蜂だ」。
例文
- 財布を落としたうえにスマホまで壊れて、まさに泣きっ面に蜂だ。
- 風邪で寝込んでいる日に限って仕事のトラブルが起きるなんて、泣きっ面に蜂だよ。
- 試験に落ちただけでもつらいのに、友だちともけんかして泣きっ面に蜂になった。
- 雨でイベントが中止になり、さらに電車も遅延するとは泣きっ面に蜂だ。
- けがで欠場したところへ批判記事まで出て、本人は泣きっ面に蜂の状態だろう。
類義語
- 弱り目に祟り目
- 踏んだり蹴ったり
- 泣きっ面に針
- 散々な目に遭う
対義語
- 禍転じて福となす
- 雨降って地固まる