油断は怪我のもと
読み方
ゆだん は けが の もと意味
少しでも気を抜いたり、注意を怠ったりすると、思わぬ失敗や事故、けがを招くという戒め。慣れていることや簡単に見えることほど、油断せず慎重に行動すべきだという意味で使われる。由来
「油断」は、油を入れた器をこぼさないよう細心の注意を払わせたという仏教説話に由来するという説がよく知られるが、語源には諸説ある。「怪我のもと」は「けがを招く原因」の意で、両者を結びつけた警句として広まった。成立の正確な時期は不明だが、近世以降の口承・教訓表現として定着したと考えられる。備考
日常の安全指導や注意喚起でよく使う表現。実際のけがだけでなく、失敗・事故・損失にも広く用いられる。例文
- 脚立に上るときは、慣れていても油断は怪我のもとだから、必ず誰かに支えてもらおう。
- 最後の一問だからといって気を抜くな。油断は怪我のもとで、そこで点を落とすこともある。
- 雪道を少し歩くだけでも、油断は怪我のもとだと思って滑り止めの靴を履いた。
- 包丁さばきに自信がある母でも、油断は怪我のもとだと言って調理中は手元をよく見ている。
- 試合終了の笛が鳴るまで油断は怪我のもとだ。最後の数秒で逆転されることもある。
類義語
- 油断大敵
- 油断は禁物
- 慢心は失敗のもと
- 気の緩みが命取り
- 蟻の穴から堤も崩れる
対義語
- 備えあれば憂いなし
- 転ばぬ先の杖
- 念には念を入れよ