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河童に水練

読み方

かっぱ に すいれん

意味

泳ぎの達人とされる河童に水泳を教えるように、その道に十分通じた人へ、わざわざ知識や技術を教えようとすること。転じて、相手がすでによく知っている事柄について説明や忠告をするむだ、または差し出がましさをいう。

由来

河童は日本の伝承で水中を自在に動く妖怪とされ、「水練」は古くは武芸・泳法としての水泳訓練を指した。泳ぎに最も長けた存在と考えられた河童に水練を教えるのは無意味だという発想から生まれたことわざ。正確な初出年は未詳だが、江戸時代には成句として用いられていたとされる。

備考

相手の熟達ぶりを認める言い方にもなるが、「教えるまでもない」という皮肉や上から目線にも聞こえうる。目上の人や初対面では使い方に注意。

例文

  • 彼は十年以上和食を学んできた料理人だから、包丁の使い方を教えるなんて河童に水練だ。
  • 田中先生に文法を説明するのは河童に水練で、むしろ私が教わる立場だ。
  • 現地で育った人にその土地の方言を解説するなんて、まさに河童に水練だよ。
  • 全国大会の常連選手に基礎練習の大切さを説くのは、河童に水練かもしれない。
  • データ分析の専門家である彼女に表計算ソフトの基本機能を教えようとして、河童に水練だと気づいた。

類義語

  • 釈迦に説法
  • 孔子に論語
  • 仏に経

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