水到りて渠成る
読み方
みず いたりて きょ なる意味
条件や準備が十分に整えば、物事は無理に進めなくても自然にうまく成就するという意味。水が流れ込めば自然に溝ができるように、時機が熟すことの大切さをいう。由来
中国の成句「水到渠成」に由来する。北宋の文人・蘇軾(1037〜1101)の書簡「答秦太虚書」に見える「水到渠成、不須預慮」が典拠とされ、成立は11世紀後半ごろ。日本では漢文訓読形として「水到りて渠成る」と読まれる。備考
やや硬い表現で、日常会話より文章・講話・ビジネス文脈で使われやすい。「渠」は「みぞ・用水路」の意。中国由来の故事成語として扱われる。例文
- 今は市場調査と試作品作りに集中しよう。水到りて渠成るで、需要が見えれば販売戦略も自然に固まる。
- 彼は焦って転職先を決めず、資格取得と人脈作りを続けた。まさに水到りて渠成るで、半年後に理想の職場から声がかかった。
- 研究はすぐ成果が出るものではないが、基礎データを積み重ねていけば水到りて渠成るということもある。
- チーム内の信頼関係ができていないうちに大きな企画を始めても失敗する。まず土台を作れば、水到りて渠成るだ。
- 子どもの進路について親が先回りしすぎるより、本人の興味が育つのを待つほうがよい。水到りて渠成るというものだ。
類義語
- 機が熟す
- 時節到来
- 瓜熟して蒂落つ
- 待てば海路の日和あり
- 果報は寝て待て
対義語
- 蒔かぬ種は生えぬ
- 棚から牡丹餅
- 急いては事を仕損じる