水は方円の器に従う
読み方
みず は ほうえん の うつわ に したがう意味
水が四角い器に入れば四角く、丸い器に入れば丸く見えるように、人も置かれた環境や付き合う相手によって性質や言動が変わる、というたとえ。善い環境にいれば善くなり、悪い環境にいれば悪くなりやすいことを表す。由来
中国古典に由来するとされる表現で、正確な初出は未詳です。日本では江戸時代(17~19世紀)までに広く知られるようになったと考えられます。「方円」は四角と円形のこと。水が器の形に従って姿を変えることから、人もまた環境や交友関係の影響を強く受ける、という教訓になりました。備考
人の性質や行動が、家庭・友人・職場などの環境に強く左右されることをいう。やや古風な言い方で、「人は善悪の友による」と続けて言うこともある。例文
- 子どもの成長を見ると、水は方円の器に従うということわざを思い出す。
- 職場の雰囲気次第で新人の振る舞いも変わる。まさに水は方円の器に従うだ。
- 友人に恵まれて彼の言葉遣いまで丁寧になったのは、水は方円の器に従うの好例だ。
- 教育環境の大切さを語るとき、先生はよく『水は方円の器に従う』と言う。
- 組織文化が人を育てもするし損ねもする。水は方円の器に従うとはこのことだ。
類義語
- 朱に交われば赤くなる
- 麻の中の蓬
- 人は善悪の友による
- 氏より育ち