楽は苦の種苦は楽の種
読み方
らく は く の たね く は らく の たね意味
楽をしていると、その油断や怠けが後の苦労の原因になる。一方で、今の苦労や努力は将来の楽しさ・安楽につながる、という教訓。人生の苦楽は互いに原因となり、移り変わるものだという意味。由来
成立年・初出は不明。「楽」と「苦」を、次の状態を生む「種」にたとえた表現で、仏教的な因果・無常観にも通じる。江戸時代(17〜19世紀)には徳川光圀の遺訓などの教訓句としても伝えられ、庶民の間に広まったとされる。備考
一般には読点を入れて「楽は苦の種、苦は楽の種」と書く。前半は怠惰への戒め、後半は努力の励ましとして使われる。例文
- 「楽は苦の種、苦は楽の種」と言うから、今遊んでばかりいると後で困るよ。
- 厳しい新人研修は大変だったが、楽は苦の種、苦は楽の種で、その経験が今の自信になっている。
- 夏休みに宿題を先延ばしにしたせいで最終日に徹夜した。まさに楽は苦の種、苦は楽の種だ。
- 祖母はよく、楽は苦の種、苦は楽の種だから若いうちの苦労を惜しむな、と言っていた。
- 節約はつらいが、将来の安心につながる。楽は苦の種、苦は楽の種と思って続けよう。
類義語
- 苦あれば楽あり
- 楽あれば苦あり
- 禍福は糾える縄の如し
- 人間万事塞翁が馬