来年のことを言えば鬼が笑う
読み方
らいねんの ことを いえば おにが わらう意味
まだ来てもいない先のことをあれこれ言っても、実際にどうなるかは分からないということ。未来は不確実なのだから、来年やもっと先の予定・見通しを早々と断定して語るのは気が早すぎる、という戒めの表現。由来
正確な初出は不明だが、少なくとも江戸時代(17〜19世紀)には、いろはかるたにも採られるほど広く知られていた。まだ見えない来年のことを言い立てるのは滑稽だという感覚を、「鬼でさえ笑う」という誇張で表したことわざとされる。備考
未来の不確実さを戒める表現。年末年始や遠い将来の話でよく使う。計画自体を否定するより、気が早い言い方をやわらかくたしなめる語感がある。例文
- まだ受験も終わっていないのに就職先の話をするなんて、来年のことを言えば鬼が笑うよ。
- 新しい店が軌道に乗ったら海外進出だなんて、来年のことを言えば鬼が笑う。まずは足元を固めよう。
- 子どもが小学生になったばかりなのに大学進学の話をするのは、来年のことを言えば鬼が笑うというものだ。
- 祖母は年末になると、『来年のことを言えば鬼が笑うけれど、みんな元気でいてほしいね』と言う。
- 宝くじも当たっていないのに別荘を買う相談をしていて、友人に来年のことを言えば鬼が笑うぞと笑われた。
類義語
- 一寸先は闇
- 捕らぬ狸の皮算用
- 明日のことは明日案じよ
対義語
- 備えあれば憂いなし
- 転ばぬ先の杖