本木に勝る末木なし
読み方
もとき に まさる うらき なし意味
物事の根本や最初からあるものは、あとから現れたものより価値があり、容易にはかなわないということ。特に、後妻や新しい相手は先妻・長年の相手に及ばない、という古い価値観を含んで用いられてきた。由来
樹木の根元・幹である「本木」と、梢や枝先を指す「末木」を比べ、枝先は根幹に及ばないという見立てから生まれた表現。成立年は不詳だが、江戸時代のことわざ集・俚諺集に見える古いことわざとされる。備考
配偶者、とくに後妻を先妻と比べる文脈で使われてきたため、現代では失礼・時代遅れに響くことがある。比喩として慎重に使う。例文
- 新しい店も悪くないが、やはり通い慣れた店には本木に勝る末木なしだと感じる。
- 長年支えてくれた担当者のありがたみを知り、本木に勝る末木なしという言葉を思い出した。
- 派手な新商品に飛びついたが、結局は従来品が一番使いやすく、本木に勝る末木なしだった。
- 昔の仲間と再会して、気心の知れた関係には本木に勝る末木なしだと思った。
- 祖母は再婚話を聞くと、古い言い方だが本木に勝る末木なしと言って慎重になるよう諭した。
類義語
- 根に勝る枝なし
- 末は本に及ばず
- 糟糠の妻は堂より下さず
対義語
- 青は藍より出でて藍より青し
- 出藍の誉れ
- 後生畏るべし