昨日の淵は今日の瀬
読み方
きのう の ふち は きょう の せ意味
世の中の状態や人の境遇は、短い間に大きく変わるものだというたとえ。昨日は深い淵だった所が今日は浅い瀬になるように、栄枯盛衰や運不運は一定しないという意味。由来
「淵」は川の深い所、「瀬」は浅く流れの速い所を指す。水流や洪水で川底の形が変わり、昨日の淵が今日の瀬になることから生まれたたとえ。成立時期・初出は不詳だが、近世以降の俚諺として用いられてきた。備考
人生や社会の変化の激しさを述べる硬めの表現。日常会話より文章・スピーチで使われやすい。例文
- 昨日まで人気絶頂だった商品が、今日はまったく売れない。まさに昨日の淵は今日の瀬だ。
- あの弱小チームが今年は優勝候補になるとは、昨日の淵は今日の瀬というものだ。
- 景気が急に悪化して、安定していた会社も苦境に立たされた。昨日の淵は今日の瀬である。
- 失敗して落ち込んでいた彼が、翌月には大成功を収めた。昨日の淵は今日の瀬だね。
- 人の評価は変わりやすい。昨日の淵は今日の瀬と思って、慢心しないことが大切だ。
類義語
- 有為転変は世の習い
- 人間万事塞翁が馬
- 禍福は糾える縄の如し
- 浮世は回り持ち
- 盛者必衰
対義語
- 三つ子の魂百まで
- 雀百まで踊り忘れず