明日は淵瀬
読み方
あす は ふちせ意味
世の中や人の運命は変わりやすく、明日にはどうなるかわからないということ。今日よい境遇にいても明日は悪くなるかもしれず、反対に今の苦境が好転することもあるため、将来を決めつけず油断も悲観もしないよう戒める表現。由来
「淵」は川の深く水がよどむ所、「瀬」は浅く流れの速い所。洪水や流れの変化で川の深浅が変わることから、人の境遇や世の中の移り変わりをたとえた。正確な成立年・初出は不詳だが、近世(江戸時代ごろ)には同趣旨のことわざとして用いられていたと考えられる。備考
やや古風で文語的な響きがあり、日常会話では「一寸先は闇」「人生何があるかわからない」などと言い換えられることが多い。「淵瀬」は「淵と瀬」の意。例文
- 今の成功に慢心してはいけない。明日は淵瀬だから、次の備えを怠らないようにしよう。
- 会社の業績は好調だが、明日は淵瀬というから、無理な投資には慎重であるべきだ。
- 受験に失敗して落ち込んでいた彼に、先生は「明日は淵瀬だ。ここから道が開けることもある」と励ました。
- 去年まで注目されていなかった選手が一気に主力になったのを見ると、明日は淵瀬だと感じる。
- 株で大きくもうけても、明日は淵瀬と思って、生活費までつぎ込むようなことはしない。
類義語
- 一寸先は闇
- 有為転変は世の習い
- 昨日の淵は今日の瀬
- 人生万事塞翁が馬
- 禍福は糾える縄の如し
- 浮き沈みは世の習い
対義語
- 万古不易
- 千古不易
- 恒久不変