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日暮れて道遠し

読み方

ひくれて みち とおし

意味

日が暮れたのにまだ道のりが遠いという意から、年を取ったり期限が迫ったりして残された時間が少ないのに、達成すべきことがまだ多いこと。物事の完成が遠く、焦りや無念を感じる状況をいう。

由来

中国・前漢の司馬遷『史記』伍子胥列伝(紀元前1世紀ごろ)にある「吾日暮途遠、吾故倒行而逆施之」に由来する。「日暮途遠」が漢文訓読で「日暮れて途遠し」となり、日本では「道遠し」の形でも定着した。日本への伝来時期は不詳。

備考

「途遠し」とも書く。やや古風で、焦りや自嘲を込めて用いる。単に道のりが長いというより、時間的余裕のなさを伴う。

例文

  • 退職まであと一年なのに、研究はまだ半ばで、まさに日暮れて道遠しだ。
  • 締め切りは明日の朝だというのに資料が半分もできておらず、日暮れて道遠しの気分になった。
  • 創業から三十年たったが、理想の会社にはまだほど遠く、日暮れて道遠しと感じる。
  • 父は七十を過ぎてから大学に入り直し、日暮れて道遠しと言いながらも毎日勉強している。
  • 復興計画は進んでいるものの課題は山積みで、関係者は日暮れて道遠しの思いを抱いている。

類義語

  • 日暮れて途遠し
  • 前途遼遠
  • 時すでに遅し
  • 老い先短し

対義語

  • 前途洋々
  • 春秋に富む
  • 前途有望

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