悪事身に返る
読み方
あくじ み に かえる意味
悪い行いをすれば、その報いは結局自分自身に戻ってくるということ。他人を害したり不正をしたりして一時は得をしたように見えても、最後には責任や損害、苦しみを自分で受けることになる、という戒め。由来
正確な成立時期は不明。仏教の因果応報・悪因悪果の思想に基づく言い回しと考えられる。悪い原因には悪い結果が返るという考えは古くから日本で受容され、中世以降の説話や教訓文学、近世の庶民的な戒めの中で広まったとみられる。備考
道徳的な戒めとして使われる。会話では「因果応報」「自業自得」のほうが一般的な場合もあるが、悪行への報いを強調する表現。例文
- 部下に責任を押しつけていた上司が、結局社内で信用を失った。まさに悪事身に返るだ。
- 試験で不正をした彼は合格を取り消され、悪事身に返る結果となった。
- 人をだまして得たお金で幸せになれるはずがない。悪事身に返ると言うだろう。
- 匿名で他人を中傷していたことが発覚し、彼女は厳しい批判を受けた。悪事身に返るとはこのことだ。
- 取引先を欺いて利益を上げても、いつか信用を失う。悪事身に返るのだから、誠実に商売すべきだ。
類義語
- 因果応報
- 自業自得
- 身から出た錆
- 悪因悪果
- 天に唾する
対義語
- 善因善果
- 陰徳あれば陽報あり
- 情けは人のためならず