恩を仇で返す
読み方
おんをあだでかえす
意味
受けた恩や親切に感謝せず、かえって害を与えたり裏切ったりして報いること。恩人の好意に反する行為をする、恩知らずな振る舞いを強く非難する言い方。
由来
「恩(受けた好意)」に対して「仇(害・敵意)」で「返す」という語の組み合わせから成る表現で、特定の故事に由来するというより、漢語的な語彙を用いて意味が直截に成立した慣用句とされる。成立年代は明確ではないが、近世以前から用例が見られる。
備考
強い非難を含むため、軽い場面では避けるのが無難。「恩を仇で返される」(受け身)もよく用いられる。
例文
- 彼は助けてもらったのに、後で告げ口するなんて恩を仇で返すような真似をした。
- 恩を仇で返す人だと分かった以上、これ以上関わらないほうがいい。
- あの会社は支援を受けた直後に契約を切った。まるで恩を仇で返す対応だ。
- 親切にした相手から悪口を言われ、恩を仇で返された気分になった。
- 恩を仇で返すような行為は、結局は自分の信用を失うだけだ。
類義語
- 飼い犬に手を噛まれる
- 後足で砂をかける
- 恩知らず
- 仇で報いる
対義語
- 恩を恩で返す
- 恩に報いる
- 恩返しをする
- 恩に着る