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怠け者の節句働き

読み方

なまけもの の せっくばたらき

意味

ふだん怠けている者が、よりによって祝い日や休むべき日に働くこと。転じて、日ごろやるべき時にやらず、肝心の時機を外して急に働くこと、またその努力が見当違いで効率が悪いことをいう。

由来

「節句(古くは節供)」は五節句などの祝いの日で、本来は仕事を控えて過ごす性格の強い日だった。そんな日に限って働くのは、普段の怠けの埋め合わせのようで滑稽だとして生まれたことわざ。正確な初出年は不明だが、江戸時代(17〜19世紀)には広く用いられていたとされる。

備考

「節句」は五節句などの祝いの日。「節供」と書くこともある。褒め言葉ではなく、タイミングの悪い努力や場当たり的対応を皮肉る表現なので、対人使用はややきつい。

例文

  • ふだん資料を読まないのに、会議当日にだけ慌てて準備するのは怠け者の節句働きだ。
  • 父は、故障してから点検を始める私を見て『怠け者の節句働きだな』とあきれた。
  • 夏休みの宿題を最終日にまとめてやるなんて、まるで怠け者の節句働きだ。
  • 彼は普段は手伝わないのに、来客の日だけ急に働くので、祖母に怠け者の節句働きと言われた。
  • 事故が起きた後で安全対策を強化しても、怠け者の節句働きと思われかねない。

類義語

  • 泥棒を捕らえて縄を綯う
  • 六日の菖蒲十日の菊
  • 夏炉冬扇

対義語

  • 備えあれば憂いなし
  • 転ばぬ先の杖
  • 今日の一針、明日の十針

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