忠臣は二君に仕えず
読み方
ちゅうしん は にくん に つかえず意味
真に忠義のある家臣は、いったん仕えた主君を裏切って別の主君に仕えることはしない、という意味。転じて、一度忠誠を誓った相手や組織を簡単に乗り換えないというたとえにも使われる。由来
中国前漢の司馬遷『史記』(紀元前1世紀ごろ成立)田単列伝に見える「忠臣不事二君、貞女不更二夫」に基づくとされる。日本では武家社会の忠義観と結びつき、主君への節義を説く言葉として広まった。備考
封建的な忠誠観を含むため、現代では歴史・時代劇・比喩での使用が多い。転職や人間関係に本気で用いると古風・時代錯誤に響くことがある。例文
- 彼は「忠臣は二君に仕えず」と言って、敗れた主君のもとを最後まで離れなかった。
- 時代劇の老臣は、忠臣は二君に仕えずと、新しい権力者からの誘いを断った。
- 社長への恩義を重んじる彼は、忠臣は二君に仕えずの気持ちで競合他社への転職を辞退した。
- 忠臣は二君に仕えずという考え方は立派だが、現代の働き方にそのまま当てはめるのは難しい。
- 部下たちは忠臣は二君に仕えずを貫き、最後まで前のリーダーを支え続けた。
類義語
- 士は二君に仕えず
- 忠臣二君に事えず
- 忠臣は二君に事えず
対義語
- 良禽は木を択んで棲む
- 賢臣は主を択ぶ