当て事と越中褌は向こうから外れる
読み方
あてごと と えっちゅうふんどし は むこう から はずれる意味
こちらが当てにしている予定・期待・約束などは、相手の都合や事情によって外れやすいものだというたとえ。他人任せの見込みや、まだ確定していないことを頼りにしすぎるな、という戒めとして使う。由来
「当て事」は将来を見込んで当てにすること。「越中褌」は前垂れ式の褌で、体の向こう側・相手側に当たる部分から緩んだり外れたりすることに掛けた俗なたとえ。成立時期は確定しないが、褌が日常衣料だった江戸時代以降の生活感覚から生まれたことわざとされる。備考
「褌」を用いるため古風でやや俗っぽい表現。日常会話では通じにくい場合があり、文章・年配層・ことわざ解説で見かけやすい。例文
- 友人の紹介を当てにして就職先を決めようとしたが、話が流れてしまった。当て事と越中褌は向こうから外れるものだ。
- 取引先が必ず追加注文してくれると思って在庫を増やすのは危ない。当て事と越中褌は向こうから外れるというだろう。
- 彼が迎えに来るはずだと油断していたら、急用で来られなくなった。まさに当て事と越中褌は向こうから外れるだ。
- 親戚の援助を見込んで家を買う計画を立てるのは早計だ。当て事と越中褌は向こうから外れるから、まず自分の資金を確認しよう。
- 内定が出る前から引っ越しの契約をするなんて無謀だよ。当て事と越中褌は向こうから外れることもある。
類義語
- 当て事は外れもの
- 当てが外れる
- 取らぬ狸の皮算用
- 予定は未定
- 人の心は当てにならない
対義語
- 思う念力岩をも通す
- 一念岩をも通す
- 念ずれば通ず