年寄りの言うことと牛の鞦は外れない
読み方
としより の いう こと と うし の しりがい は はずれない意味
年長者の言うことは、長年の経験に裏づけられているので、たいてい的外れにならず信頼できるという意味。年寄りの忠告や判断は軽く見ず、よく聞くべきだという教え。由来
「鞦(しりがい)」は牛馬の尻にかけ、荷具や鞍などが前へずれないようにする革ひも・縄のこと。農耕牛を使う生活の中で、牛の鞦がしっかり掛かっていれば外れにくいことを、年寄りの経験に基づく言葉の確かさにたとえた。成立年は不詳で、近世(江戸時代)以前からの口承と考えられるが、確かな初出は未詳。備考
「鞦」は難読で、現代では古風な表現。目上の人の経験を尊重する文脈で使うが、年齢だけで正しさを決めつける言い方にならないよう注意。例文
- 祖母が「今日は早めに帰りなさい」と言うので従ったら、夕方に大雨になった。年寄りの言うことと牛の鞦は外れないものだ。
- 父の助言を古くさいと思って無視したが、結局その通りになり、年寄りの言うことと牛の鞦は外れないと反省した。
- 農作業の段取りについては、若い者だけで決めずに祖父にも聞こう。年寄りの言うことと牛の鞦は外れないからね。
- 先輩社員の忠告を聞いて契約書を見直したおかげで、ミスを防げた。まさに年寄りの言うことと牛の鞦は外れない。
- 母が昔からの知恵で保存方法を教えてくれたので試してみたら、本当に長持ちした。年寄りの言うことと牛の鞦は外れないというわけだ。
類義語
- 亀の甲より年の功
- 老馬の智
- 年寄りの言うことは聞くもの
- 医者と坊主は年寄りがよい
対義語
- 年寄りの冷や水