帯に短したすきに長し
読み方
おびにみじかしたすきにながし
意味
物の長さや大きさなどが中途半端で、どちらの用途にも都合が悪いことのたとえ。帯としては短く、たすきとしては長いように、目的に対して適切さを欠く状態をいう。
由来
帯(おび)は腰に締めるため一定の長さが必要で、たすきは肩から掛けて作業するため短めがよい。ある布が「帯にするには短いが、たすきにするには長い」という日常的な実感から生まれた比喩表現。成立年代は明確でないが、近世(江戸時代)には用例が見られるとされる。
備考
「帯に短し、たすきに長し」と区切って言うことも多い。人や制度・計画など幅広い対象に使えるが、やや硬めの言い方。
例文
- このソフトは機能が帯に短したすきに長しで、初心者には難しいのに上級者には物足りない。
- 会議の資料が帯に短したすきに長しで、要点が少なすぎるのに説明は回りくどい。
- 新しい規則は帯に短したすきに長しだ。厳しすぎて現場が回らない一方、抜け道も多い。
- そのサイズの机は帯に短したすきに長しで、作業台には狭いし、置き台にするには大きすぎる。
- 中途半端な妥協案は帯に短したすきに長しになりがちだから、目的を決めて作り直そう。
類義語
- 中途半端
- どっちつかず
- 帯にもたすきにもならない
- 役に立たない
対義語
- 適材適所
- うってつけ
- ちょうどよい
- 万全