山椒は小粒でもぴりりと辛い
読み方
さんしょうはこつぶでもぴりりとからい
意味
山椒の実は小さいが強い辛味があることから、体が小さい・地位が低い・規模が小さいなど見た目は目立たなくても、能力や気概、効き目が鋭く侮れないことのたとえ。小柄でも仕事ができる人や、小さな組織でも存在感がある場合に用いる。
由来
山椒(サンショウ)の実が「小粒でも強く辛い」ことに由来する比喩表現。庶民の生活に根差した言い回しとして江戸時代頃には用いられていたとされるが、成立の正確な年代・初出は不詳。料理の薬味として身近だった山椒の性質が、そのまま人物評価のたとえに転用された。
備考
人や組織・物の「小ささ」と「実力・効き目の強さ」を対比して褒める表現。外見や規模で判断する相手をたしなめる含みもある。口語では「山椒は小粒でも辛い」と省略も多い。
例文
- 彼は背は低いが交渉は抜群だ。まさに山椒は小粒でもぴりりと辛い。
- 小さな町工場でも技術力は世界級で、山椒は小粒でもぴりりと辛い会社だ。
- 新人の彼女はまだ経験が浅いのに発想が鋭い。山椒は小粒でもぴりりと辛いね。
- このスマホは小型なのに性能が高い。山椒は小粒でもぴりりと辛いとはこのことだ。
- 弱小チームと思われていたが連勝した。山椒は小粒でもぴりりと辛い。
類義語
- 小さくても侮れない
- 小粒でもひときわ
- 見かけによらぬ
- 能ある鷹は爪を隠す
- 山椒は小粒でも辛い
対義語
- 大器晩成
- 鳴かぬ蛍が身を焦がす