尻馬に乗る
読み方
しりうまにのる
意味
他人の言動や意見に、自分でよく考えずに軽々しく同調してしまうこと。先に言い出した人やその場の勢いに引きずられて、同じことを言ったり同じ行動を取ったりする様子をいう。
由来
「尻馬」は、先に走る馬の尻(後ろ)につけて走る馬のこと。転じて、先行する人の後についていき、勢いに乗って同調する意から「尻馬に乗る」となった。成立年代は明確ではないが、近世以降の口語表現として用いられてきたとされる。
備考
否定的に用いられることが多く、「自分の判断がない」ニュアンスを含む。単なる「便乗」よりも、軽率な同調・追随を強調する場合に使う。
例文
- 内容も確かめずに尻馬に乗って拡散するのは危険だ。
- 会議では、上司の意見に尻馬に乗るだけでは信頼されない。
- 友だちが買ったからといって尻馬に乗って高い服を買ってしまった。
- 世論の尻馬に乗って方針を変えるのは無責任だ。
- 彼はいつも強い方の尻馬に乗るので、周りから軽く見られている。
類義語
- 付和雷同する
- 人真似をする
- 右へならえ
- 追従する
- 便乗する
対義語
- 主体的に判断する
- 自分の頭で考える
- 我が道を行く