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小の虫を殺して大の虫を助ける

読み方

しょう の むし を ころして だい の むし を たすける

意味

小さな損害や犠牲には目をつぶり、より大きな利益・目的・全体を守るという意味。個人や一部を犠牲にして多数や全体を救う場合に用いるが、冷酷さや非情な判断を含むこともある。

由来

「小さな虫を殺して、大きな虫を助ける」というたとえから生まれたことわざ。具体的な出典や成立年は不詳だが、近世以降、少なくとも江戸時代には、大小の利害を比較して大きい方を取る教訓として広まったと考えられる。

備考

全体利益を優先する表現だが、犠牲を正当化する冷たい言い方にも聞こえる。人命や弱者に関わる場面では慎重に使う。

例文

  • 会社を存続させるために不採算部門を閉じるのは、小の虫を殺して大の虫を助ける判断だった。
  • 村全体を洪水から守るため、一部の田を遊水地にするとは、小の虫を殺して大の虫を助けることだ。
  • 予算が限られている以上、重要な研究を残すために小規模な企画を中止するのは、小の虫を殺して大の虫を助けるしかない。
  • 彼は一人の反対を押し切って避難を決めたが、小の虫を殺して大の虫を助ける覚悟だった。
  • 小の虫を殺して大の虫を助けると言うが、犠牲になる側の痛みを忘れてはいけない。

類義語

  • 小を捨てて大に就く
  • 小を犠牲にして大を生かす
  • 小事にこだわらず大事を取る
  • 一を捨てて十を取る
  • 大局を見る

対義語

  • 大の虫を殺して小の虫を助ける
  • 小を救って大を失う
  • 木を見て森を見ず

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