寝た子を起こす
読み方
ねた こ を おこす意味
いったん収まっていた問題や、あえて触れないで済んでいた話題を持ち出して、再び面倒や騒ぎを起こすこと。余計な刺激を与えて、平穏だった状態を乱すたとえ。由来
正確な初出年は不明。眠っている子どもをわざわざ起こすと、泣いたり騒いだりしてかえって手がかかる、という日常の経験から生まれたたとえとされる。近世、遅くとも江戸時代ごろには広まっていたと考えられる。備考
多くは否定的に使い、解決しかけた問題や忘れられた話題を蒸し返すことを戒める。『寝た子を起こすな』『寝た子を起こすようだ』の形も多い。例文
- その話を今持ち出すのは、せっかく収まった件で寝た子を起こすようなものだ。
- 元上司の失敗を会議で蒸し返せば、寝た子を起こして職場の空気が悪くなる。
- 両家の対立はやっと静まったのだから、昔の約束を確認するのは寝た子を起こすだけだ。
- 会社は古い不祥事に今触れるのは寝た子を起こすと判断し、詳細な説明を控えた。
- 子どもたちが落ち着いているのに、わざわざ順位の話をして寝た子を起こさなくてもいい。
類義語
- 藪をつついて蛇を出す
- 蒸し返す
- 古傷をえぐる
対義語
- 触らぬ神に祟りなし
- 波風を立てない