寄らば大樹の陰
読み方
よらばたいじゅのかげ
意味
頼るなら、力や勢いのある人・組織に寄り添ったほうが安全で有利だというたとえ。大きな木の陰に入れば日差しや雨風をしのげるように、強者の庇護を受ければ身を守れ、物事も運びやすいという意味。
由来
大きな樹木の陰が人を守るという自然の比喩から生まれたことわざ。成立した正確な年や初出は不明だが、近世(江戸時代)には一般に用いられていたとされる。権力者・有力者の庇護に入る処世観を表す。
備考
処世術として「強い側につく」含意があり、打算的・迎合的と批判的に言う場合もある。個人だけでなく会社・派閥などにも用いる。
例文
- 就職するなら寄らば大樹の陰で、安定した大企業を選びたい。
- 新規事業は寄らば大樹の陰で、実績のある会社と組むのが無難だ。
- 彼は寄らば大樹の陰とばかりに、いつも有力者のそばにいる。
- 困ったときは寄らば大樹の陰で、経験豊富な先輩に相談した。
- 寄らば大樹の陰もいいが、いつまでも他人頼みでは成長できない。
類義語
- 長い物には巻かれろ
- 虎の威を借る狐
- 大船に乗ったよう
対義語
- 独立独歩
- 自力更生
- 背水の陣