子宝脛が細る
読み方
こだから すね が ほそる意味
子どもは何ものにも代えがたい宝である一方、養育や教育に多くの費用と苦労がかかり、親の生活や財産を細らせるということ。子を持つ喜びと、親が負う経済的・精神的負担の両面を言い表すことわざ。由来
成立時期・初出は未詳。日本で古くから子を「宝」とたたえる一方、子が親に依存することを「親の脛をかじる」と言った発想から、子育てで親の脛が細るほど苦労するという比喩として生まれたと考えられる。少なくとも近世以降の生活感覚に根ざす表現。備考
やや古風で、日常会話では頻度が高くない。子どもを否定する言い方ではなく、親の苦労や出費を自嘲気味に述べる表現として使われる。例文
- 三人の子を大学まで出した父は、笑いながら「まさに子宝脛が細るだ」と言った。
- 子どもの成長はうれしいが、習い事や塾代が重なり、子宝脛が細る思いだ。
- 祖母は、昔は子が多い家ほどにぎやかだったが、子宝脛が細るとも言ったものだと話した。
- 家族旅行の写真を見ると幸せだが、通帳を見ると子宝脛が細るという言葉を実感する。
- 新入学の準備に思った以上の出費が続き、親になって初めて子宝脛が細るの意味が分かった。
類義語
- 子は三界の首枷
- 子は親の首枷
- 親の脛をかじる
対義語
- 子に過ぎたる宝なし
- 子は宝
- 子は鎹