好事魔多し
読み方
こうじ ま おおし意味
よい出来事やめでたい計画ほど、実現する前や進行中に思わぬ邪魔・妨害・不運が起こりやすいということ。物事が順調に見えるときほど油断せず、最後まで気を引き締めるべきだという戒めとしても使う。由来
中国由来の表現で、原形は中国の成語「好事多磨」にあるとされる。宋代(10〜13世紀ごろ)の文献に見え、よいことほど完成までに苦労が多い意だった。日本では「磨」が「魔」に置き換えられ、「邪魔や障害が入りやすい」という意味合いを強めた形で広まった。日本で現在の形がいつ定着したかははっきりしない。備考
やや硬い書き言葉寄りの表現。「魔」は仏教語由来で、邪魔・障害の意を強める。日常会話では『いいことには邪魔が入りやすい』などと言い換えることも多い。例文
- 結婚式を目前にして会場の設備に不具合が見つかり、まさに好事魔多しだと思った。
- 新商品の発表直前にトラブルが続き、部長は『好事魔多しというから最後まで気を抜くな』と言った。
- 昇進が決まった途端に大きな案件の火消しを任され、好事魔多しを実感した。
- 旅行の計画は完璧だったのに、出発前日に子どもが熱を出して、好事魔多しだと苦笑した。
- 契約成立が見えたときほど慎重に確認しよう。好事魔多しということもあるからね。
類義語
- 好事多磨
- 月に叢雲花に風
- 好事には魔が差す
対義語
- 順風満帆
- とんとん拍子
- 渡りに船