女房は貸すとも擂木は貸すな
読み方
にょうぼう は かす とも すりこぎ は かす な意味
たとえ親しい相手でも、毎日使う大事な道具や、使えば減ったり傷んだりする物はむやみに貸してはいけない、という戒め。極端な言い方で、貸し借りが損失や不和を招くことを警告することわざ。由来
江戸時代ごろからの俗諺とされるが、正確な初出年は不明。擂木(すりこぎ)は味噌や穀物をするための台所の必需品で、使えば摩耗するため、妻を貸すほどの間柄でも擂木は貸すな、という誇張表現になった。類型に「女房は貸すとも砥石は貸すな」がある。備考
「女房を貸す」は誇張された古風な表現で、現代では性差別的・不適切に聞こえる場合がある。使用は説明的・引用的に留めるのが無難。例文
- 友人に高価な包丁を貸してと言われたが、女房は貸すとも擂木は貸すなで、断ることにした。
- 仕事で毎日使う道具だから、女房は貸すとも擂木は貸すなと思って人には貸さない。
- 以前カメラを貸して壊されたので、女房は貸すとも擂木は貸すなという言葉が身にしみる。
- 親しい仲でも金や道具の貸し借りは慎重に。まさに女房は貸すとも擂木は貸すなだ。
- その工具は職人にとって命の次に大切なものだから、女房は貸すとも擂木は貸すなと父は言った。
類義語
- 女房は貸すとも砥石は貸すな
- 貸した物は返らぬ
- 貸し借りは不和のもと