大木の下に小木育たず
読み方
たいぼく の した に しょうぼく そだたず意味
大きな木の下では日光や養分が奪われて小さな木が育たないように、強大な人物や組織のそばにいると、その影響力に押されて若い人・弱い者・小さな勢力が十分に成長したり活躍したりできない、というたとえ。由来
大木の下では枝葉が日光を遮り、根が水分や養分を吸収するため、小木が育ちにくいという自然観察に基づく比喩。特定の出典・成立年は不明で、成立時期も確定しないが、近世以前からの生活経験に根ざしたことわざと考えられる。備考
「大木」を権力者・有力組織にたとえる表現。庇護の利点よりも、独立性や成長機会が奪われる面を強調する。類形に「大樹の下に小木育たず」。例文
- あの大企業の傘下に入れば安定はするが、大木の下に小木育たずで、独自の技術は伸びにくいかもしれない。
- 名監督の存在感が強すぎて若いコーチが前に出られないのは、まさに大木の下に小木育たずだ。
- 父が有名な政治家なので、息子はいつも比べられ、大木の下に小木育たずの苦しさを感じている。
- 才能のある新人を育てたいなら、上司が何でも決めてしまってはだめだ。大木の下に小木育たずというだろう。
- 彼はあえて大手研究室を離れた。大木の下に小木育たずで、自分のテーマを自由に伸ばしたかったからだ。
類義語
- 大樹の下に小木育たず
- 大木の下草は育たぬ
- 大樹の下に草生えず
- 鶏口となるも牛後となるなかれ
対義語
- 寄らば大樹の陰
- 長い物には巻かれろ
- 大樹の陰に雨宿り