堪忍は一生の宝
読み方
かんにん は いっしょう の たから意味
怒りや不満をこらえて我慢することは、その場の争いや失敗を避けるだけでなく、長い人生を通じて身を助ける大切な財産になるという意味。忍耐の価値を説くことわざ。由来
特定の故事に基づくものではなく、仏教や儒教的な忍耐・克己の教え、また江戸時代の庶民道徳の中で広まった言い回しとされる。成立年は不詳だが、近世以降の教訓的なことわざとして用いられてきた。備考
古風で教訓的な響きがあるため、日常会話ではやや改まった印象。怒りを無理に抑え続けることを美徳化しすぎない文脈で使うとよい。例文
- 腹が立ってもすぐに言い返さないほうがいいよ。堪忍は一生の宝というでしょう。
- 彼は理不尽な注意にも冷静に対応した。まさに堪忍は一生の宝だ。
- 若いころに上司から教わった『堪忍は一生の宝』という言葉を、今でも大切にしている。
- 友人とけんかになりかけたが、堪忍は一生の宝と思って黙って引いた。
- 商売では感情的にならず相手の話を聞くことが大事だ。堪忍は一生の宝である。
類義語
- 短気は損気
- ならぬ堪忍するが堪忍
- 怒りは敵と思え
- 堪忍五両、思案十両
- 忍の一字は衆妙の門
対義語
- 堪忍袋の緒が切れる