城門の火、池魚に殃及ぶ
読み方
じょうもん の ひ、ちぎょ に わざわい およぶ意味
城門の火事を消すために池の水を使った結果、池の魚まで死んでしまうように、直接関係のない者が思いがけず災難に巻き込まれること。無関係な人や物にまで害・迷惑が及ぶ「とばっちり」を表す。由来
中国の成句「城門失火、殃及池魚」に由来する故事成語。北斉の杜弼『檄梁文』(6世紀中頃)に見える表現とされる。城門の火事を消すため、近くの池や堀の水を汲み尽くしたため、そこにいた魚が死んだというたとえから生まれた。備考
漢文訓読調で硬い表現。日常会話では「とばっちり」「巻き添え」「池魚の殃」のほうが自然。殃は常用漢字外。例文
- 会社上層部の不正が発覚し、無関係な部署まで監査を受けることになったのは、まさに城門の火、池魚に殃及ぶだ。
- 隣家のトラブルのせいでこちらまで事情聴取を受け、城門の火、池魚に殃及ぶ思いをした。
- 一人の選手の違反でチーム全員が出場停止になり、城門の火、池魚に殃及ぶと皆が嘆いた。
- 取引先の倒産で、直接関係の薄い下請け企業まで資金繰りに苦しむとは、城門の火、池魚に殃及ぶというものだ。
- 政治家の失言が波紋を広げ、関係のない職員まで苦情対応に追われるのは、城門の火、池魚に殃及ぶ例である。
類義語
- 池魚の殃
- 池魚の災い
- 巻き添えを食う
- とばっちりを食う
- 累が及ぶ
対義語
- 自業自得
- 身から出た錆
- 因果応報