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坊主の不信は袈裟のしわ

読み方

ぼうず の ふしん は けさ の しわ

意味

僧が仏を敬う心を失っていると、大切な袈裟の扱いが乱れ、しわになって表れるということ。転じて、信心や誠意、心のゆるみは、身なりや道具、仕事の細かな乱れに現れる、というたとえ。

由来

成立年代は未詳。中世以降の寺院生活の規律を背景に生まれたと考えられる。僧にとって大切な法衣である袈裟にしわが寄るのは、仏を敬う心や日々の慎みが足りない証しだという発想から、内面の乱れは外見や細部に表れる意のことわざになった。

備考

やや古風。ここでの「不信」は「疑うこと」よりも「信心が薄いこと」の意。現代では、服装や文書などの細部にその人の誠意や心構えが表れる、という比喩で使う。

例文

  • 住職は若い修行僧に、『坊主の不信は袈裟のしわだ。衣を整えるところから修行は始まる』と諭した。
  • 報告書の誤字や書式の乱れを見て、部長は『坊主の不信は袈裟のしわというだろう。細部まで気を配りなさい』と言った。
  • 茶道の先生は、道具の置き方のわずかな乱れにも『坊主の不信は袈裟のしわ』だと厳しかった。
  • 面接では靴の汚れや名札の傾きまで見られるので、坊主の不信は袈裟のしわだと痛感した。
  • 小さなほころびを放っておくと信用まで失う。坊主の不信は袈裟のしわという戒めを忘れてはいけない。

類義語

  • 着物の乱れは心の乱れ
  • 心の乱れは身だしなみに出る
  • 目は心の鏡

対義語

  • 人は見かけによらぬもの

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