地獄極楽は心にあり
読み方
じごく ごくらく は こころ に あり意味
苦しみに満ちた地獄のような状態も、安らかな極楽のような状態も、結局はその人の心の持ち方によって感じ方が変わるということ。外の状況だけでなく、自分の受け止め方や心構えが幸福・不幸を左右するという教え。由来
仏教で説かれる「地獄」と「極楽」の観念をもとにしたことわざ。死後の世界としての地獄・極楽だけでなく、現世の苦楽も心のあり方で変わるという仏教的な教訓から生まれた。成立時期は不詳だが、浄土信仰や仏教説話が広く浸透した中世以降、少なくとも江戸時代には同趣旨の教訓表現が用いられていたと考えられる。備考
仏教的な響きがあるため、説教・教訓めいた文脈で使われやすい。相手の苦境を軽く扱うように聞こえる場合があるので、励ましに使う際は配慮が必要。例文
- 同じ仕事でも、嫌だと思えばつらいだけだが、学びだと思えば楽しくなる。まさに地獄極楽は心にありだ。
- 病室で不安ばかり数えていた祖父が、窓の花を楽しむようになってから表情が明るくなった。地獄極楽は心にありということだろう。
- 転勤先を不便な場所だと嘆いていたが、自然が多く人も温かいと気づき、地獄極楽は心にありだと感じた。
- 試験勉強を苦行と思うか、自分を伸ばす機会と思うかで毎日の気分は違う。地獄極楽は心にありだよ。
- 彼女は失敗しても『次に生かせる』と笑っていた。地獄極楽は心にありを体現している人だ。
類義語
- ものは考えよう
- 心の持ちよう
- 地獄も極楽も心次第
- 極楽も地獄も心一つ
- 心頭滅却すれば火もまた涼し