地獄で仏
読み方
じごく で ほとけ意味
非常に苦しく困りきった状況で、思いがけない助けや救いに出会うことのたとえ。絶望的な場面で、まるで地獄で仏に会ったようにありがたく感じることをいう。由来
成立時期ははっきりしない。仏教の地獄観と、仏が人を救う存在だという観念をもとに生まれた表現で、中世以降に広まり、遅くとも江戸時代にはことわざとして定着していたと考えられる。備考
「地獄で仏に会ったよう」とも言う。絶望的な場面で救いが現れた時に使う、感謝や安堵を含む表現。宗教語由来だが、日常会話でも広く使われる。例文
- 財布を落として途方に暮れていたとき、親切な人が交番まで案内してくれて、まさに地獄で仏だった。
- 締め切り前にパソコンが壊れたが、同僚が予備の機械を貸してくれて地獄で仏の思いだった。
- 吹雪の中で道に迷った私たちにとって、山小屋の灯りは地獄で仏だった。
- 急な出費で困っていた彼には、会社の立て替え制度が地獄で仏のように感じられた。
- 一人で残業していたところへ先輩が手伝いに来てくれて、地獄で仏とはこのことだと思った。
類義語
- 地獄に仏
- 闇夜に提灯
- 旱天の慈雨
- 渡りに船
対義語
- 泣き面に蜂
- 弱り目に祟り目
- 踏んだり蹴ったり