喉元過ぎれば熱さを忘れる
読み方
のどもとすぎればあつさをわすれる
意味
つらい経験や苦しい状況も、いったん過ぎてしまうと、その痛みや苦労をすぐ忘れてしまい、同じ失敗を繰り返したり、用心を怠ったりしがちだというたとえ。危機が去った後の油断を戒める意味でも使う。
由来
熱い物を飲み込むと喉が焼けるように痛いが、喉元を通り過ぎれば痛みがすぐ薄れる、という日常的な体感に基づく比喩から生まれた。成立した正確な年代・初出は不明だが、古くから口承で用いられてきたとされる。
備考
苦労や恐怖を忘れて油断することへの戒めとして用いる。人の忘れっぽさをやや批判的に言う表現。主に「〜で/とは」で結ぶ。
例文
- 大病をした直後は健康に気をつけると言っていたのに、喉元過ぎれば熱さを忘れるで、また夜更かししている。
- 事故の怖さを忘れてスピードを出すなんて、喉元過ぎれば熱さを忘れるとはこのことだ。
- 締め切り前に徹夜して反省したはずなのに、喉元過ぎれば熱さを忘れるで計画を立てない。
- 災害の備えは、喉元過ぎれば熱さを忘れるにならないよう、平時から続けたい。
- 彼は叱られたその場ではしおらしいが、喉元過ぎれば熱さを忘れるタイプで同じことを繰り返す。
類義語
- 熱さ忘れて喉元過ぎれば
- 苦しさは喉元過ぎれば忘れる
- 雨降って地固まる
対義語
- 喉元過ぎても熱さを忘れない
- 用心に越したことはない