君子は豹変す
読み方
くんし は ひょうへん す意味
徳のある立派な人は、自分の過ちに気づくとすぐに改め、はっきりとよい方向へ変わるという意味。本来は肯定的な故事成語だが、現代では「態度や主張を急に変える」という皮肉な意味で使われることも多い。由来
中国の古典『易経』革卦の「大人虎変、君子豹変、小人革面」に由来する。豹が秋に毛が抜け替わり、斑紋が鮮やかになることを、君子が過ちを改めて面目を一新する姿にたとえたもの。『易経』の成立は諸説あるが、戦国時代から前漢期(紀元前4〜前2世紀ごろ)に整ったとされる。備考
本来は「立派な人が過ちをすぐ改める」意。単なる変節や裏切りを指す用法は現代的・皮肉的な転用なので、文脈に注意。例文
- 社長は方針の誤りを認め、君子は豹変すとばかりに翌日から新しい制度を導入した。
- 批判を受けてすぐ改善策を出すとは、まさに君子は豹変すだ。
- 彼は以前その案に反対していたが、データを見て君子は豹変すの精神で賛成に回った。
- 君子は豹変すと言うが、単なる気まぐれな方針転換では部下はついてこない。
- ミスを隠さず、君子は豹変すのように態度を改めた点は評価できる。
類義語
- 過ちては改むるに憚ること勿れ
- 改過自新
- 君子豹変
対義語
- 初志貫徹
- 首尾一貫
- 終始一貫