去る者は追わず
読み方
さるものはおわず
意味
去っていく人や離れていく相手を、無理に引き止めたり追いかけたりしないこと。別れや縁の終わりを受け入れ、執着しない態度をいう。
由来
出典・成立年代は明確には不詳。江戸期以降の口語的な言い回しとして定着したとされ、「来る者は拒まず、去る者は追わず」という対句の形でも広く流布した。
備考
冷淡というより「執着しない」姿勢を表す。対句の「来る者は拒まず」と併用されやすいが、状況によっては無責任に聞こえることもある。
例文
- 退職する彼を引き止めたい気持ちもあるが、去る者は追わずで笑顔で送り出した。
- 別れた相手に何度も連絡するのはみっともない。去る者は追わずだよ。
- チームを離れる選手に未練はあるが、去る者は追わず、次の補強を考えよう。
- 彼女は去る者は追わずの性格で、人間関係に執着しない。
- 去る者は追わずと言うけれど、誤解があるなら一度は話し合ったほうがいい。
類義語
- 去る者は日々に疎し
- 縁がなければそれまで
- 縁は異なもの味なもの
対義語
- 去る者は追え
- 去る者は追う
- 袖振り合うも多生の縁