千里の馬も蹴躓く
読み方
せんり の うま も けつまずく意味
どんなに能力が高く優れた人でも、ときには失敗したり思わぬミスをしたりするという意味。名馬であっても足を取られてつまずくことがある、というたとえから、名人・熟練者の失敗を責めすぎない場合や、自戒として用いる。由来
「千里の馬」は、一日に千里を走るほどの名馬を指す中国古典由来の表現。そこに「名馬でさえ蹴躓くことがある」という比喩を重ねたことわざ。日本でいつ成立したかの正確な年代は不明だが、江戸期以降のことわざ・たとえ表現として広まったと考えられる。備考
「蹴躓く」は現代仮名遣いで「けつまずく」。人の失敗を慰める時に使う一方、目上の人に直接言うと失礼に響くこともある。例文
- あのベテラン職人が寸法を間違えるなんて驚いたが、千里の馬も蹴躓くというものだ。
- 優勝候補のチームが初戦で敗れた。まさに千里の馬も蹴躓くで、勝負に絶対はない。
- 先生でも漢字を書き間違えることはある。千里の馬も蹴躓くのだから、からかわないほうがいい。
- 彼女ほどのエンジニアが単純な設定ミスをするとは珍しいが、千里の馬も蹴躓くだね。
- 今回の失敗で自信をなくす必要はないよ。千里の馬も蹴躓くのだから、次に生かせばいい。
類義語
- 猿も木から落ちる
- 河童の川流れ
- 弘法にも筆の誤り
- 上手の手から水が漏る
- 孔子の倒れ
対義語
- 百発百中
- 完全無欠