人に七癖我に八癖
読み方
ひと に ななくせ われ に はちくせ意味
他人にはいくつもの癖や欠点があるように見えるが、自分にもそれ以上に癖や欠点があるものだという意味。人の欠点をあげつらう前に、自分を省みよという戒めを含む。由来
成立年は不詳。近世、特に江戸時代ごろから用いられた庶民的なことわざとされる。「七」「八」は正確な数ではなく、多いことを表す数で、他人より自分にも多くの癖があるという発想から生まれた。備考
他人批判を戒める場面で使う。やや古風な表現だが、意味は通じやすい。数字は文字どおりの数ではない。例文
- 同僚の話し方を笑っていたが、人に七癖我に八癖、自分にも口癖が多いと気づいた。
- 彼の遅刻癖は困るけれど、人に七癖我に八癖で、私にも直すべき点はある。
- 子どもの欠点ばかり注意する前に、人に七癖我に八癖と思って自分の態度を見直した。
- 人に七癖我に八癖というから、相手の短所だけを責めるのはやめよう。
- 友人の細かすぎる性格が気になるが、人に七癖我に八癖で、お互いさまだと思う。
類義語
- なくて七癖
- なくて七癖あって四十八癖
- 人の振り見て我が振り直せ
対義語
- 完全無欠
- 非の打ち所がない