井戸の中の蛙大海を知らず
読み方
いどのなかのかわずたいかいをしらず
意味
狭い世界や限られた経験の中だけで物事を判断し、外の広い世界や多様な価値観を知らないことのたとえ。自分の知識や見聞が全てだと思い込む態度を戒める。
由来
中国の古典『荘子』(外篇「秋水」)の故事に由来する。井戸に住む蛙が海の広さを理解できないという話から生まれ、日本では遅くとも江戸時代には「井の中の蛙(かわず)大海を知らず」として広く用いられた(正確な成立年は不詳)。
備考
一般には「井の中の蛙大海を知らず」とも言う。後に「されど空の青さを知る」を添える用法もあるが、ことわざとしての定型は前半が中心。
例文
- 地元しか知らないまま他県を見下すのは、井戸の中の蛙大海を知らずだ。
- ネットの情報だけで断言するのは井戸の中の蛙大海を知らずになりかねない。
- 海外で働いて初めて、自分が井戸の中の蛙大海を知らずだったと痛感した。
- 部署の常識が会社全体の常識だと思うのは、井戸の中の蛙大海を知らずだよ。
- 彼は批判を聞かずに自説に固執していて、まさに井戸の中の蛙大海を知らずだ。
類義語
- 井の中の蛙
- 針の穴から天をのぞく
- 視野が狭い
- 世間知らず
対義語
- 百聞は一見に如かず
- 旅は道連れ世は情け