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下手の考え休むに似たり

読み方

へたの かんがえ やすむに にたり

意味

経験や能力の乏しい人が、いくら一人で考え込んでもよい結論は出にくく、時間をかけるだけ無駄になりがちだということ。むやみに悩むより、詳しい人に相談したり、実際に動いたりしたほうがよいという戒め。

由来

成立時期や初出ははっきりしないが、江戸時代(17〜19世紀)にはすでに広く用いられていたとされる。『下手』は未熟な人、『休むに似たり』は『休んでいるのと同じだ』の意で、未熟な者の長い思案は成果につながりにくいことをたとえた。

備考

やや辛口で古風な言い回し。自分への戒めには使いやすいが、相手を『下手』と見なす響きがあるため、対人場面では失礼に聞こえることがある。

例文

  • 一人で企画書を抱えて悩んでいても下手の考え休むに似たりだから、先輩に相談しよう。
  • 機械の故障を自分だけで直そうとしたが、下手の考え休むに似たりで、結局専門家を呼ぶことになった。
  • 投資の知識がないのに勘だけで判断するのは危ない。下手の考え休むに似たりというし、まず基本を学ぶべきだ。
  • 会議が長引いたとき、部長は『下手の考え休むに似たりだ。必要なデータを集めてから決めよう』と言った。
  • 勉強法を何度も考え直してばかりいたが、下手の考え休むに似たりで、問題を解く時間が減ってしまった。

類義語

  • 愚者の思案は休むに似たり
  • 下手の思案も休むに似たり
  • 餅は餅屋

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