上を見れば方図がない
読み方
うえ を みれば ほうず が ない意味
自分より上の境遇・地位・財産などを見て比べ始めると、望みや不満には際限がないということ。人と比べて欲を出しすぎず、今あるものにも目を向けよという戒めとして使われる。由来
「方図」は限度・際限の意。上の者を見れば限度なく欲が出るという庶民的な教訓から生まれた言い回し。成立時期は不詳だが、近世以降の俚諺・ことわざとして伝わったと考えられる。備考
やや古風な表現で、現代では「上を見ればきりがない」のほうが一般的。説教調になりやすいので、相手に使う際は配慮が必要。例文
- もっと広い家に住みたいと思うが、上を見れば方図がないので、今の暮らしを大切にしよう。
- 同期の出世を気にしすぎても、上を見れば方図がない。自分の仕事に集中したほうがいい。
- 高級車ばかり眺めていると欲しくなるが、上を見れば方図がないものだ。
- 子どもの成績を他人と比べるのはやめよう。上を見れば方図がないし、本人の成長が大事だ。
- 収入が増えてもさらに上を望めばきりがない。まさに上を見れば方図がない。
類義語
- 上を見ればきりがない
- 欲には限りがない
- 望みには際限がない
対義語
- 足るを知る
- 分相応を知る
- 吾唯足知