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三十六計逃げるに如かず

読み方

さんじゅうろっけい にげるに しかず

意味

多くの策を考えるよりも、形勢が不利で危険なときは、無理に戦ったり踏みとどまったりせず、逃げるのが最善の策であるという意味。臆病をすすめるのではなく、状況を見て身を守る判断の大切さをいう。

由来

中国の史書『南斉書』王敬則伝に見える「檀公三十六策、走是上計」に由来する。『南斉書』は梁代の6世紀前半ごろ成立。日本で現在の形「三十六計逃げるに如かず」として定着した時期は不詳。

備考

危険回避を肯定することわざ。日常会話ではやや硬く古風で、冗談めかして使うことも多い。「逃げるが勝ち」のほうが口語的。

例文

  • 相手は大人数だ。ここは三十六計逃げるに如かず、早く安全な場所へ移動しよう。
  • 炎上しそうな議論に巻き込まれる前に、三十六計逃げるに如かずで席を外した。
  • 勝てる見込みのない裁判を続けるより、三十六計逃げるに如かずで和解を選んだ。
  • 山の天気が急に悪くなったので、三十六計逃げるに如かずと判断して下山した。
  • 無理に言い返すと余計にこじれるから、三十六計逃げるに如かずで今日は黙って帰ろう。

類義語

  • 逃げるが勝ち
  • 君子危うきに近寄らず
  • 退くも勇気
  • 負けるが勝ち

対義語

  • 虎穴に入らずんば虎子を得ず
  • 当たって砕けろ
  • 死中に活を求める

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