七度尋ねて人を疑え
読み方
ななたび たずねて ひと を うたがえ意味
物がなくなったり問題が起きたりしても、すぐに他人を疑ってはいけない。まず自分の勘違い、探し不足、確認不足の可能性を十分に確かめ、それでも見つからないときに初めて人を疑え、という戒め。軽率な疑いは人間関係を損なうという意味を含む。由来
由来や初出の年代は不詳。「七度」は文字どおり七回というより「何度も念入りに」という意味を表す数で、「尋ねる」はここでは「質問する」ではなく「探す・捜す」の意。近世以前からの生活上の教訓がことわざ化したものと考えられるが、成立した正確な年や時代は分かっていない。備考
「尋ねる」は現代語の「質問する」ではなく「探す」の意味。人を疑う前の慎重な確認を促す表現で、相手を責める場面での戒めとして使う。例文
- 財布がないからといって同僚を責める前に、七度尋ねて人を疑えだよ。まず机の中をもう一度確認しよう。
- 子どもが玩具を盗られたと言うので、母は七度尋ねて人を疑えと諭し、部屋を一緒に探した。
- 重要な書類が見当たらない時こそ、七度尋ねて人を疑えの精神で、自分の行動を順に思い出すべきだ。
- 彼を疑ってしまったが、結局、鍵は自分の鞄の底にあった。まさに七度尋ねて人を疑えだった。
- SNSで誰かのせいだと決めつける前に、七度尋ねて人を疑えというように、事実関係を確かめる必要がある。
類義語
- 七度探して人を疑え
- 念には念を入れよ
- 石橋を叩いて渡る
- 人を疑う前に自分を疑え
対義語
- 人を見たら泥棒と思え
- 疑わしきは罰せよ
- 渡る世間に鬼はなし