一銭を笑う者は一銭に泣く
読み方
いっせん を わらう もの は いっせん に なく意味
ごくわずかなお金でも、ばかにしたり粗末にしたりすると、後でその少額すら足りずに困ることになる、という戒め。転じて、小さなものや事柄でも軽視せず、日頃から大切に扱うべきだという意味。由来
「一銭」は明治4年(1871年)の新貨条例で定められた通貨単位で、このことわざは近代以降、その語を用いて広まったと考えられる。少額を軽んじると後で困るという教訓を表す。正確な初出・成立時期は不詳。備考
「一銭」は現在は使われない旧通貨単位。現代では実際の一銭ではなく、少額のお金や小さな事柄を軽視しないという教訓として比喩的に使われる。例文
- 小銭を落としても拾わない弟に、母は『一銭を笑う者は一銭に泣く』と言って注意した。
- 経費の細かな管理を怠った結果、月末に資金が足りなくなり、一銭を笑う者は一銭に泣くだと実感した。
- 祖父はいつも『一銭を笑う者は一銭に泣く』と言って、釣り銭を大切に財布へしまっていた。
- 少額の手数料だからと気にしなかったが、積み重なると大きな出費になり、まさに一銭を笑う者は一銭に泣くだ。
- 毎日のわずかな努力を軽く見るなよ。一銭を笑う者は一銭に泣くというように、小さな積み重ねが将来を左右する。
類義語
- 塵も積もれば山となる
- 大事は小事より起こる
- 千里の堤も蟻の一穴から