一樹の陰一河の流れも他生の縁
読み方
いちじゅ の かげ いちが の ながれ も たしょう の えん意味
同じ木陰で休んだり、同じ川の水を飲んだりするような、ほんのささいな出会いや関わりでさえ、前世からの因縁によるものだという意味。人との偶然の出会いを大切にすべきだ、という教えとして使われる。由来
仏教の輪廻・因縁の思想に基づくことわざ。日本への仏教伝来は6世紀ごろだが、この句の成立時期は未詳。中世以降、仏教説話や教訓の文脈で広まり、江戸時代には類句とともに一般に用いられたとされる。備考
「他生」は前世・来世を含む仏教語。「多生」と書く類形も広く使われる。日常会話ではやや古風で、改まった文章や挨拶に向く。例文
- 旅先で隣に座った人と仕事で再会するとは、一樹の陰一河の流れも他生の縁だね。
- 一樹の陰一河の流れも他生の縁というから、初対面の人にも礼を尽くしたい。
- 短い時間しか話せなかったが、一樹の陰一河の流れも他生の縁と思い、連絡先を交換した。
- 偶然同じ宿になっただけでも、一樹の陰一河の流れも他生の縁と考えれば不思議な縁だ。
- 彼女は一樹の陰一河の流れも他生の縁を信じ、出会った人とのつながりを大切にしている。
類義語
- 袖振り合うも多生の縁
- 躓く石も縁の端
- 合縁奇縁
- 一期一会
対義語
- 縁もゆかりもない
- 赤の他人
- 行きずりの他人